TU-879SKの未立品を入手しました。今さらと思いでしょうが、10年前手に入れようと悩んだ時期が有りまして、その時はキット屋さんのKT88シングルアンプのキットに変更した訳です、それから中古が出るたびに・・・・?????
今回は未組立という事で組立・視聴した後手放せば良いか、そんな気持ちで手を出しました。
最近はビーム管や5極管の聞く頻度が多く、やっぱりジャズの押し出し、説得力は6550やEL34が良いかな、確かに中高域の鮮度、しなやかさ、抜けの良さは300Bを超えるものでは有りません、ただ安心感、音の太さ、力感と言った個性は捨てがたい。
そもそも、その考えに達したのは音源側のクロックの影響が大きい、音源側で繊細かつ空間表現が優れ、濁りが激減した再生音には直熱3極管の個性がきつ過ぎる、と言うよりは過剰すぎる事を感じたからです。
皆さんは音源側の不満を直熱3極管に頼ってはいませんか。
オリジナルとの違いは
抵抗はアムトランス・タクマン・DALEにすべて乗せ換え
高圧ダイオードはシリコンカーバイト、低圧用はSBD、それぞれアモビーズ追加
カップリングはEROとブラックキャット
前段は中華12AX7、出力感はEHのKT88
音出しは一発で成功
ただ組立は想像以上に苦労しました。
音は??、手放すには勿体ない、3結との違で音が太い。
使わないEL34は結構あるので、暫く楽しめそうです。
追伸
昔は、0.47MFDなどをカプリングに使うと高域がつぶれたようで
嫌いでしたが、今回導入したカップリングはブラックキャットの
0.68MFDですが、5時間もするとすっきり抜けてきます、当然低域の
力感は素晴らしい。